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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻6号

1986年06月発行

文献概要

今月の主題 定量的細菌検査とその臨床的意義 技術解説

抗菌剤体液中濃度の定量検査法

著者: 西園寺克1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.593 - P.600

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 抗生物質の体液中濃度測定の目的は,薬物自身の体内動体解析と,TDM(therapeutic drug monitoring)に分けられる.方法論はbioassay,HPLC,non-isotopic immunoassayなどが使われ,bioassayは,薬剤の生物学的活性を,HPLCは薬剤の代謝産物の測定,多剤同時測定に,non-isotopicimmunoassayは,TDMを対象に開発された.STRATUS,EMIT,SLFIA,TDX systemなど各法が臨床応用可能である.体液中の薬剤測定には,目的に応じたサンプリング,測定系の選択が重要である.本稿は方法論の技術的解説を主に,各法の測定経験を記した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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