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文献詳細

雑誌文献

臨床検査30巻9号

1986年09月発行

文献概要

シリーズ・生体蛋白質の検査法・9

蛍光法による微量定量

著者: 木下俊夫1

所属機関: 1北里大学薬学部薬品分析学

ページ範囲:P.999 - P.1004

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はじめに
 蛋白質は,種類が異なれば,その化学構造も著しく異なる.例えば,血清アルブミンとヒストンとは,まったく別の化合物と言っても過言ではない.したがって,どの蛋白質にも共通な構造に基づく反応を,分析に利用する必要がある1,2)
 蛋白質に共通な構造と言えば,N—末端のアミノ基やペプチド結合などが挙げられる.しかし,このような構造は,生体成分中で蛋白質と共存するペプチドやアミノ酸とも共通なので,ゲル濾過法などで蛋白質を低分子化合物と分離しておいてから分析する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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