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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻11号

1987年10月発行

文献概要

わだい

レジオネラ症の肺病変

著者: 斎藤厚1

所属機関: 1琉球大学・第一内科

ページ範囲:P.1202 - P.1202

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 Legionella pneumophilaを代表とするグラム陰性桿菌による感染症であるレジオネラ症は肺炎を主徴とし,その肺病理組織学的所見はひと口でいえば,急性線維素性化膿性気管支肺炎に代表される像である.
 大気中に浮遊する本菌群を経気道的に肺内へ吸入することで,細菌性肺炎として発症するわけであるが,胸部X線写真から見た罹患部位は両側下肺野にやや多く,2葉以上にまたがる急性肺炎像で,境界不鮮明な均等陰影を呈するものが多い1,2).その他,経過の速いものでは気管支空気像(air bronchogram)を伴った大葉性肺炎像を呈する症例もある.また,左右どちらかに胸水貯留を伴う頻度が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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