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特集 生検の進歩 I 臓器別生検 i 組織診
10 骨髄
著者: 丹下剛1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.1229 - P.1235
文献購入ページに移動はじめに
1929年にArinkinによって開発された骨髄穿刺法はその後,針生検法の導入,特に1971年のJamshidi針の開発を契機に,加速度的に普及してきた.今日では,臨床医が骨髄穿刺液の塗抹標本から読み取るミエログラム(骨髄有核細胞の分画)と,病理医のパラフィン切片標本による組織診断によって,血液疾患の診断がなされている.
骨髄生検は簡便な穿刺法ですまされることが多いが,適時,針生検(狭義の骨髄生検)も併用されている.
1929年にArinkinによって開発された骨髄穿刺法はその後,針生検法の導入,特に1971年のJamshidi針の開発を契機に,加速度的に普及してきた.今日では,臨床医が骨髄穿刺液の塗抹標本から読み取るミエログラム(骨髄有核細胞の分画)と,病理医のパラフィン切片標本による組織診断によって,血液疾患の診断がなされている.
骨髄生検は簡便な穿刺法ですまされることが多いが,適時,針生検(狭義の骨髄生検)も併用されている.
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