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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻11号

1987年10月発行

文献概要

特集 生検の進歩 I 臓器別生検 i 組織診

11 骨・軟部組織

著者: 牛込新一郎1 石川喜美男2 林湯都子2 小野寺憲治3

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第一病理学教室 2聖マリアンナ医科大学病理学教室 3聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.1236 - P.1241

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はじめに
 現在の医療における生検の意義については,いまさら強調するまでもない.正確な組織診断に到達するには,標本作製を担当する検査技師と診断を担当する病理医のレベルがつねに高いことが望ましい.骨・軟部の病変は,その組織診断に難渋することがまれでなく,現在においても,美麗とはほど遠い標本であるため適切な診断に到達できないことがある.病理医の適切な指導と,これにこたえる技師との日常の協力がないと,日進月歩の医療にはとうていこたえられない.
 骨組織の病変で確定診断の困難な場合には,生検が不適切に行われたか,脱灰操作に失敗したか,いずれかが原因となっていることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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