icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻11号

1987年10月発行

文献概要

わだい

悪性リンパ腫の分類と問題点

著者: 本告匡12 須知泰山3

所属機関: 1北里大学医学部・病理学 2東病院病院病理部 3愛知県がんセンター・臨床検査部

ページ範囲:P.1279 - P.1279

文献購入ページに移動
 悪性リンパ腫は,免疫担当組織(リンパ組織)を母地として発生する腫瘍の総称である.一般に腫瘍の分類は,細胞の由来,性格を的確に表現し,自然歴や治療に対する反応性および予後の推定など臨床上有用であり,かつ理解しやすく簡便なものが理想である.最近,急速に発達したモノクローナル抗体による免疫細胞化学や遺伝子解析など,細胞性格の新しい検索方法が次々と開発されており,今後,詳細なデータが集積され,遠からずより有用な分類が立案されるものと期待されるが,本稿では,現時点においてわが国で広く使用されている悪性リンパ腫の分類(Hodgkin病:Rye分類,非Hodgkinリンパ腫:LSG分類)の要点と問題点について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?