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特集 生検の進歩 II 生検に応用できる技術
7 ヌードマウス
著者: 上山義人1
所属機関: 1東海大学医学部病理学教室,実験動物中央研究所
ページ範囲:P.1401 - P.1405
文献購入ページに移動はじめに
ヌードマウスは1961年に英国,グラスゴーにあるRuchill病院のDr. Gristとその実験助手のMiss. Mcllelandによって発見された無毛,無胸腺のマウスである.胸腺免疫系を欠如しているため免疫学の研究に広く用いられているが,同時にヒトの腫瘍の移植が可能なことから,その方向の研究にも広く用いられている.特に,移植されたヒト腫瘍はその組織形態のみならず,その機能をもよく維持するため,ヒトの腫瘍随伴症候群の研究にはなくてはならない手段である.
ヌードマウスは1961年に英国,グラスゴーにあるRuchill病院のDr. Gristとその実験助手のMiss. Mcllelandによって発見された無毛,無胸腺のマウスである.胸腺免疫系を欠如しているため免疫学の研究に広く用いられているが,同時にヒトの腫瘍の移植が可能なことから,その方向の研究にも広く用いられている.特に,移植されたヒト腫瘍はその組織形態のみならず,その機能をもよく維持するため,ヒトの腫瘍随伴症候群の研究にはなくてはならない手段である.
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