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わだい
蛍光内視鏡的生検
著者: 小中千守1
所属機関: 1東京医科大学・外科
ページ範囲:P.1413 - P.1413
文献購入ページに移動 従来,内視鏡的生検法は,腫瘍性病変と思われる部分を術者が内視鏡的に診断し生検を行う方法である.しかし,早期癌では内視鏡的局在診断が容易でないため,生検部位の決定が困難である.そこでわれわれは腫瘍親和性蛍光物質であるヘマトポルフィリン誘導体を利用し,その蛍光観察による癌の局在診断と,蛍光部位の生検による確定診断法を試みている.この蛍光内視鏡的生検法は,早期肺癌の発見,診断に有効である.それは,近年普及しつつある喀痰細胞診による集団検診で発見されるOccult cancerでは,内視鏡的にその局在が不明なことが多いためである.
この方法は,ヘマトポルフィリン誘導体(HpD)を2.0〜5.0mg/kg静脈内投与し,48時間後に405nm波長のエキシマダイレーザー光線を照射して,630nmと690nmにピークを有するHpD特異蛍を観察するものである.しかし,この蛍光は微弱なため,内視鏡下での直視は困難である.そこでわれわれは波長分析装置とコンピューターを用い,TVモニター上に内視鏡像とHpD特異波型を同時に抽写することを可能とした(図1,2).
この方法は,ヘマトポルフィリン誘導体(HpD)を2.0〜5.0mg/kg静脈内投与し,48時間後に405nm波長のエキシマダイレーザー光線を照射して,630nmと690nmにピークを有するHpD特異蛍を観察するものである.しかし,この蛍光は微弱なため,内視鏡下での直視は困難である.そこでわれわれは波長分析装置とコンピューターを用い,TVモニター上に内視鏡像とHpD特異波型を同時に抽写することを可能とした(図1,2).
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