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今月の主題 透析と血漿交換 技術解説
血漿交換に伴う副作用の検査によるモニタリング
著者: 津田裕士1 河西利昭1 東名正幸1 藤田新1 横山真和1 橋本博史1 廣瀬俊一1
所属機関: 1順天堂大学医学部内科学教室
ページ範囲:P.1437 - P.1440
文献購入ページに移動副作用は大きく分けて,①体外循環による循環血液量の減少によるもの,すなわち,低血圧,ハイポボレミア,悪心・嘔吐などが施行中にみられる.次に,②置換液としての血漿製剤によるものとして,肝炎,蕁麻疹,アレルギー,低蛋白血症,低ガンマグロブリン血症があげられる,前者は,使用前の検査を十分に行うことが必要であり,後者は施行後は血液検査でよく確認することが必要である.③抗凝固剤によるものとして,低カルシウム血症,知覚異常がある.ほかに,貧血,溶血などもみられ,施行中から施行後の臨床検査を行って確認する必要がある.
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