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今月の主題 ドライケミストリー 技術解説
血清のドライケミストリーによる検査
著者: 溝口香代子1
所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部臨床化学
ページ範囲:P.1545 - P.1552
文献購入ページに移動 ドライケミストリー=簡易検査=半定量という概念があったと思うが,今では簡便な操作性の利点は残しながら精度が高く,処理能力もすぐれたものが次々と新しいシステムとして開発されてきている,特にここ数年,国産のものが相次いで実用化され,緊急検査や外来における診療前検査に利用されている.一方,ドライシステムの特徴を生かしたイムノアッセイも開発され,血中薬物濃度測定やホルモン,腫瘍マーカーなど特殊検査用としての新しい用途が生まれてきた.ドライケミストリーの晋及は今後さらに広まるものと思われる.本稿では血清を対象とするドライケミストリーについて一般的な原理,現在市販されている機種とその特徴,使用経験および問題点などについまとめた.
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