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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻2号

1987年02月発行

文献概要

今月の主題 肺 技術解説

オートスパイロメータの使いかた

著者: 毛利昌史1

所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.143 - P.146

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 強制呼出時の時間・気量曲線や気速・気量曲線(フローボリューム曲線,FV曲線)は,スクリーニングや術前検査の目的で,もっとも多用される検査である.現在でも,強制呼出曲線の標準的測定法は,Benedict-Roth型呼吸計による測定であるが,より便利で持ち運びも容易な,いわゆる電子式スパイロメーター(以下,オートスパイロと略する)が最近よく用いられるようになった.オートスパイロでは測定曲線のみならず,1秒率など測定結果も自動的にプリントアウトされるため検査技師にとっては便利であるが,測定エラーがあっても気がつかない危険性がある.ここでは,現在用いられている主なオートスパイロについて,装置が満たすべき基本的性能とともに,測定原理と操作に必要な基礎的技術について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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