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研究
風疹の血清学的診断における赤血球凝集抑制試験とIgG ELISAとの比較
著者: 加藤茂孝1 杉浦昭1
所属機関: 1国立予防衛生研究所麻疹ウイルス部
ページ範囲:P.673 - P.675
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風疹ウイルス感染の血清学的診断に,最近enzymelinked immunosorbent assay(ELISA)が,普及している.ELISAの利点は,インヒビター除去のための血清の前処理が不要なことと,操作が簡便なこととである.しかし,これまでの風疹の血清疫学および血清診断の研究には,専ら赤血球凝集抑制(hemagglutination inhibition;HI)試験が用いられてきたので,ELISAの吸光度(OD)とHI価との関連を明らかにしておく必要がある.HI法とIgG ELISA法との比較については,Shekarchiら1)やEndersら2)が述べているが,われわれは市販のキットを用いてHI価とIgGELISAのOD値との関連を調べたので報告する.
風疹ウイルス感染の血清学的診断に,最近enzymelinked immunosorbent assay(ELISA)が,普及している.ELISAの利点は,インヒビター除去のための血清の前処理が不要なことと,操作が簡便なこととである.しかし,これまでの風疹の血清疫学および血清診断の研究には,専ら赤血球凝集抑制(hemagglutination inhibition;HI)試験が用いられてきたので,ELISAの吸光度(OD)とHI価との関連を明らかにしておく必要がある.HI法とIgG ELISA法との比較については,Shekarchiら1)やEndersら2)が述べているが,われわれは市販のキットを用いてHI価とIgGELISAのOD値との関連を調べたので報告する.
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