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胆汁細胞診により診断された肝吸虫症の一症例について
著者: 由井明子1 古山劷1 永見光子1 松井克明1 中村克己1 五明田斈2
所属機関: 1鳥取大学医学部附属病院検査部 2島根県公害衛生研究所
ページ範囲:P.677 - P.678
文献購入ページに移動細胞診は,一般には悪性腫瘍のスクリーニングや一部で確定診断の手段として実施されているが,時には予想外の疾患の診断に役だつことがある.
今回,われわれは胆汁の細胞診によって,非流行地である山陰地方ではまれな寄生虫である肝吸虫の虫卵を見いだしたので,その1例について若干の文献的考察を加えて報告する.
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