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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻7号

1987年07月発行

文献概要

今月の主題 注目のウイルス・リケッチア感染症 技術解説

つつが虫病の診断と臨床検査法

著者: 橘宣祥1 横田勉1 石崎淳三1

所属機関: 1宮崎医科大学第二内科

ページ範囲:P.731 - P.737

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 つつが虫病は最近急激に増加してきた.その分布が北海道を除く全国にわたることや,まれとはいえ死亡例があることから注目されている.本症の診断にあたっては,まず,特徴的な臨床所見すなわち,高熱発疹ならびに刺し口に注意することが肝要であり,疫学的事項を参考にして病歴を聴取して感染機会の有無を明らかにする.
 診断確定のための検査法としては,病原を分離することが望ましいが,ルーチンでは困難な面もあり,免疫血清学的な方法による.これには,間接蛍光抗体法と免疫ペルオキシダーゼ法が,現在もっとも広く用いられている.このほか,補体結合反応やELISAも行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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