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文献概要
今月の主題 酵素結合性免疫グロブリン 技術解説
免疫固定法による検出
著者: 金光房江1
所属機関: 1倉敷中央病院中央検査科
ページ範囲:P.817 - P.824
文献購入ページに移動 免疫固定法はゲル内沈降反応を利用した方法で,酵素結合性免疫グロブリンの検索に広く利用されている.電気泳動後免疫固定する方法はアイソザイムの電気泳動後,支持体上に直接抗血清を添加して酵素結合性免疫グロブリンと反応させる方法である.複合体の位置と酵素結合性免疫グロブリンの種類が同時に検索できる.抗原抗体反応時拡散させないため,高感度で分解能が高くシャープなバンドが得られる.薄層ゲル濾過後免疫固定する方法は,複合体をゲル濾過し,セルロースアセテート膜に転写して免疫固定する方法である.複合体の大まかな分子サイズと酵素結合性免疫グロブリンの種類が同時に検索できる.
免疫固定サンドイッチ法は再結合実験法の一つである.抗原酵素を電気泳動した後,複合体よりあらかじめ分離しておいた酵素結合性免疫グロブリンと抗ヒト免疫グロブリン抗体を支持体上で反応させる.洗浄して支持体上に残ったアイソザイムをデンシトメトリーし定量するが,オリゴクローナルな場合にも使用できる利点がある.
免疫固定サンドイッチ法は再結合実験法の一つである.抗原酵素を電気泳動した後,複合体よりあらかじめ分離しておいた酵素結合性免疫グロブリンと抗ヒト免疫グロブリン抗体を支持体上で反応させる.洗浄して支持体上に残ったアイソザイムをデンシトメトリーし定量するが,オリゴクローナルな場合にも使用できる利点がある.
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