icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻8号

1987年08月発行

文献概要

今月の主題 酵素結合性免疫グロブリン 技術解説

セルロースアセテート膜を用いた解析

著者: 堀井康司1

所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.839 - P.844

文献購入ページに移動
 セルロースアセテート膜電気泳動法を利用した酵素結合性免疫グロブリンの解析法として免疫電気向流直接法・免疫電気向流脱蛋白法・直角電気泳動法を中心に解析した.これらの方法は他の支持体でも実施可能であるが操作が簡便で検体・抗血清の塗布を自由に行うことができるセルロースアセテート膜電気泳動にもっとも適した方法である,これらの方法に免疫固定法を加えるとほぼすべての酵素結合性免疫グロブリンの検出とその異常像の解析を行うことができるが,症例によりもっとも適した方法を選択することが重要なので具体例をあげて実際の応用についても概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?