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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻8号

1987年08月発行

文献概要

新しいneuropeptides・2

Peptide Histidine Isoleucine(PHI),Gastrin Releasing Peptide(GRP)

著者: 加藤讓1

所属機関: 1島根医科大学第一内科

ページ範囲:P.874 - P.881

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Peptide Histidine Isoleucine(PHI)
1.化学
 PHIは27個のアミノ酸基を有するペプチドとしてブタ腸管から最初に単離された1).その後腸管のみでなく神経組織内に広く分布し,おそらく神経伝達物質として作用することが示唆された2〜4).図1に示したように,ヒトPHIはブタPHIと二つのアミノ酸基が異なり,C端にメチオニンを有することからPHMともよばれる.ラットPHIとブタPHIの間には二つのアミノ酸基の相違が認められる.PHIのアミノ酸配列はvasoactive intestinal polypeptide (VIP)に類似しているのみでなく,ヒトならびにラットのいずれにおいてもPHIはVIPと同一の前駆体より合成されることが明らかにされた5,6)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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