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研究
甲状腺腫瘍におけるサイログロブリンの免疫組織化学的検討
著者: 衣笠松男1 金岡明博1 黒木登美子1 三宅秀一1 鷹巣晃昌1 新保慎一郎2 大月均3
所属機関: 1京都市立病院病理検査室 2京都市立病院内科 3京都大学医学部第一病理学教室
ページ範囲:P.889 - P.892
文献購入ページに移動サイログロブリン(TG)はTSHの刺激作用のもとに甲状腺濾胞上皮で生成,分泌される分子量約66万の糖蛋白で,トリヨードサイロニン(T3),サイロキシン(T4)と結合して濾胞腔内に貯蔵されている.
甲状腺疾患における免疫学的なTGの証明は,臨床病理学的に有益である.また,血中TG測定は,腫瘍の検索や治療後の経過観察にも用いられ,甲状腺腫瘍マーカーの一つとして有用とされている.
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