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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻8号

1987年08月発行

文献概要

研究

甲状腺腫瘍におけるサイログロブリンの免疫組織化学的検討

著者: 衣笠松男1 金岡明博1 黒木登美子1 三宅秀一1 鷹巣晃昌1 新保慎一郎2 大月均3

所属機関: 1京都市立病院病理検査室 2京都市立病院内科 3京都大学医学部第一病理学教室

ページ範囲:P.889 - P.892

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はじめに
 サイログロブリン(TG)はTSHの刺激作用のもとに甲状腺濾胞上皮で生成,分泌される分子量約66万の糖蛋白で,トリヨードサイロニン(T3),サイロキシン(T4)と結合して濾胞腔内に貯蔵されている.
 甲状腺疾患における免疫学的なTGの証明は,臨床病理学的に有益である.また,血中TG測定は,腫瘍の検索や治療後の経過観察にも用いられ,甲状腺腫瘍マーカーの一つとして有用とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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