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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻8号

1987年08月発行

文献概要

質疑応答

免疫血清 HBs陽性者の追跡調査にあたって

著者: 川崎百合子 吉澤浩司1

所属機関: 1浜松医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.913 - P.914

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 〔問〕人間ドック検査でHBs抗原陽性と判定された人の家族を含めた追跡調査を実施しています.次の点についてご教示ください.
 ①HBVキャリアの家族で,肝機能正常,HBs抗体がPHAで(—),EIAで(+),HBc抗体が原血清で90〜100インヒビション%,200倍希釈で0〜10インヒビション%の例がたまにあり,不顕性感染と判断しています.不顕性感染では肝機能はまったく異常を示しませんか.②HBs抗体(—),HBc抗体(+)(低力価)は既往感染者と考えますが,こういう人の再感染の場合,中和抗体であるS抗体が速やかに産生され発症しないと考えてよいでしょうか.③急性感染例で,HBs抗体の陰性化を経験しますが,HBc抗体も陰性化しますか.そういう例を経験しましたが.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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