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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻9号

1987年09月発行

文献概要

資料

福岡県で見出された東洋眼虫の人体寄生例

著者: 宮原道明1 松井孝夫2 日吉康子2

所属機関: 1九州大学医療技術短期大学部 2大島眼科病院

ページ範囲:P.1011 - P.1013

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はじめに
 東洋眼虫(Thelazia callipaeda)は,主にイヌ,ネコ,ウサギなどの眼球およびその付属器に寄生する小線虫であるが,ときおりヒトにも寄生して,いわゆる東洋眼虫症を発症する.わが国における症例の多くは熊本,宮崎,大分の九州3県から報告されているが1),福岡県からの報告はない.今回われわれは福岡市内で感染したと思われる人体寄生例に遭遇したので,その概要を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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