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文献詳細

雑誌文献

臨床検査31巻9号

1987年09月発行

文献概要

質疑応答

臨床化学 血清ビリルビン値の異常の原因は?

著者: T子 坂岸良克1

所属機関: 1埼玉医科大学生化学教室

ページ範囲:P.1019 - P.1021

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 〔問〕肝機能検査でビリルビン値のみの異常(1.4〜1.9mg/dl)が日に1〜2件みられ(20検体/日),生理的黄疸にしては頻度が高すぎるように思えます.当施設は人間ドック専門で,採血直後に測定していますので,翌日測定をしたところ,0.9〜1.9の範囲内では0.2〜0.4mg/dl低値になりました.また,前日ソルベンを飲ませているので酵素法との比較も試みましたがほとんど変化はみられません.そこで,①総ビリルビンの光分解における割合,②脱水の影響,③絶食による影響,④成人における生理的黄疸の割合,⑤年齢差,季節変化,男女差についてご教示くだい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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