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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻11号

1988年10月発行

文献概要

特集 アイソザイム検査 II.各論

21 イソクエン酸脱水素酵素

著者: 飯島克巳1

所属機関: 1順天大堂大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.1356 - P.1361

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 イソクエン酸脱水素酵素(NADP)はIDH(NADP)またはICD(NADP)と略称され,溶血あるいは溶血性疾患を除けば,血清IDH(NADP)活性上昇の大部分は肝疾患に由来し,急性肝疾患では血清グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)あるいは血清ビリルビンに先だって血清中に増量することから,肝機能検査の一つとして広く利用されている1,2).IDH(NADP)アイソザイムはMarkertら3),Tsao4)によって報告されたが,その後の研究は内外においてきわめて少ない.
 本稿ではIDH(NADP)の分画法,検出法,また分画したIDH(NADP)の物理化学的性状について述べ,さらにテトラゾリウム法によるIDH(NADP)アイソザイムパターンに及ぼす金属イオンの影響についても述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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