icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻11号

1988年10月発行

文献概要

特集 アイソザイム検査 II.各論

26 リンゴ酸脱水素酵素

著者: 松本宏治郎1

所属機関: 1東邦大学薬学部臨床化学教室

ページ範囲:P.1390 - P.1393

文献購入ページに移動
概 要1)
 リンゴ酸脱水素酵素(MDH)は,1910年BatelliとSternおよびThunbergによって発見された酵素であり,動物だけでなく植物や微生物にも広く分布しており,下記の反応を触媒する.
 哺乳動物では,心筋に多く,骨格筋,肝,脳,腎などほとんどの組織に存在し,2番および7番の遺伝子座位に位置し,細胞内局在を異にする2種のアイソザイム,sMDH(MDH 1,細胞質)とmMDH(MDH2,ミトコンドリア)が知られている.分子量は約70,000であり,約35,000の2個の同一サブユニットから構成されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?