文献詳細
特集 アイソザイム検査
II.各論
文献概要
概 要1)
リンゴ酸脱水素酵素(MDH)は,1910年BatelliとSternおよびThunbergによって発見された酵素であり,動物だけでなく植物や微生物にも広く分布しており,下記の反応を触媒する.
哺乳動物では,心筋に多く,骨格筋,肝,脳,腎などほとんどの組織に存在し,2番および7番の遺伝子座位に位置し,細胞内局在を異にする2種のアイソザイム,sMDH(MDH 1,細胞質)とmMDH(MDH2,ミトコンドリア)が知られている.分子量は約70,000であり,約35,000の2個の同一サブユニットから構成されている.
リンゴ酸脱水素酵素(MDH)は,1910年BatelliとSternおよびThunbergによって発見された酵素であり,動物だけでなく植物や微生物にも広く分布しており,下記の反応を触媒する.
哺乳動物では,心筋に多く,骨格筋,肝,脳,腎などほとんどの組織に存在し,2番および7番の遺伝子座位に位置し,細胞内局在を異にする2種のアイソザイム,sMDH(MDH 1,細胞質)とmMDH(MDH2,ミトコンドリア)が知られている.分子量は約70,000であり,約35,000の2個の同一サブユニットから構成されている.
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