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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻11号

1988年10月発行

文献概要

特集 アイソザイム検査 II.各論

34 キモトリプシン

著者: 菅野健太郎1

所属機関: 1東京大学医学部第三内科

ページ範囲:P.1434 - P.1438

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 キモトリプシンは膵臓で不活性前駆体キモトリプシノーゲンとして合成,分泌されトリプシンによる限定分解を受けて活性化される蛋白質分解酵素の一種で,同じく膵から分泌されるトリプシンやエラスターゼなどとともにセリンを活性中心に有するセリンプロテアーゼに分類される.一般的にはチロシン,フェニルアラニンなど芳香族アミノ酸のカルボキシル基を含むペプチド結合をよく水解するエンドペプチダーゼとして働くが,これらのアミノ酸エステルやアミドも加水分解することができる(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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