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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻12号

1988年11月発行

文献概要

今月の主題 血中薬物濃度測定法の進歩 技術解説

抗てんかん薬

著者: 五味田裕1 古野勝志2 荒木泰典2

所属機関: 1岡山大学医学部附属病院薬剤部 2岡山大学医学部試験研究室

ページ範囲:P.1453 - P.1458

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 てんかん患者は疾患の性質上,その治療および抗てんかん薬の投薬も長期にわたることが多い.抗てんかん薬の治療効果はその血中濃度と深い関係があると言われている.また,抗てんかん薬の血中濃度において,てんかん発作を抑制する有効血中濃度と中毒発現濃度の許容範囲が狭く,その投与計画においては十分な注意を払う必要がある.そのため抗てんかん薬の血中濃度の測定は重要視せざるをえない.なお,その測定法については,検出感度および精度が優れ,また少量の試料で迅速な測定が可能であることが望まれる.本稿では,最近の抗てんかん薬の血中濃度の測定法,およびその特徴について簡単に述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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