icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻12号

1988年11月発行

文献概要

研究

免疫溶血濁度測定法による血清補体価(CH50)の簡易自動化法

著者: 三浦隆雄1 小坂諭1 高野友丈1 後藤甚作1 猿田栄助1

所属機関: 1国立東京第二病院臨床検査科

ページ範囲:P.1537 - P.1540

文献購入ページに移動
 血清補体価(CH 50)の測定を自動分析機に適用した.測定原理は,補体による感作赤血球の溶血程度を波長660nmでの濁度の減少としてとらえ,溶血反応進行中の定時での濁度の変化量からCH50を評価する方法である.標準は,CH 50既知健康人血清の希釈系列を多点測定して得た濁度の減少曲線である.測定範囲は1回の測定で適当な反応時間を任意に選択することで延長できた.この自動化法は測定精度,従来法との相関も良く,微量試薬で簡易迅速に多数検体処理が可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?