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CA 130のサンドイッチRIA測定系の基礎的検討
著者: 桑原正喜1 有吉寛2 須知泰山1
所属機関: 1愛知県がんセンター臨床検査部 2
ページ範囲:P.1541 - P.1546
文献購入ページに移動1986年松岡らが,肺腺癌細胞株PC−9を免疫原として二つのモノクローナル抗体(130-22,145-9)を作製した.これらの抗体は正常組織とは反応せず,肺癌組織と特異的に反応すること,さらに卵巣癌組織とも反応することが見いだされた.また,CA 125との関係を見た検討より,これらの抗体はPC−9の細胞膜に存在するCA 125分子と反応することが明らかにされた.しかし,モノクローナル抗体OC 125とは別の抗原決定基を認識していると考えられている1〜3).
これらのモノクローナル抗体を利用したラジオイムノアッセイが開発され,認識される抗原分子CA 130が肺癌および卵巣癌の腫瘍マーカーとして期待されている.
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