icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻12号

1988年11月発行

文献概要

質疑応答

免疫血清 多発性骨髄腫のMバンドの同定法

著者: Q生 伊藤喜久1

所属機関: 1自治医科大学臨床病理

ページ範囲:P.1553 - P.1556

文献購入ページに移動
 〔問〕多発性骨髄腫の患者の免疫電気泳動で,fast—γ位に抗IgAと反応した1本のMバンドが認められたが,L鎖において抗L—κと抗L—λにも反応しています.免疫固定法を行ってみましたが,抗IgAと同じ易動度の場所に抗L—κと抗L—λに反応して,このMバンドがκ型かλ型か区別がつきません.尿を100倍に濃縮してみましたがBence Jones蛋白は認められず,高分解能といわれるコーニング社のHigh Resolutionフィルムでも区別できませんでした.どのように同定したらよいか,ご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?