icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻13号

1988年12月発行

文献概要

今月の主題 輸血に伴う感染症の検査と対策 検査と対策

B型肝炎

著者: 飯野四郎1

所属機関: 1東京大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.1579 - P.1583

文献購入ページに移動
 輸血に伴うB型肝炎ウイルス(HBV)感染は輸血用血液に対するHBs抗原のスクリーニングが行われるようになってから,激減して現在に至っている.
 しかし,HBs抗原の現在のスクリーニングで問題がまったくなくなったわけではない.現在の問題としては,輸血後B型肝炎はまれではあるものの劇症肝炎となる頻度が高いことである.
 ここでは輸血後B型肝炎の頻度と劇症肝炎,B型肝炎ウイルスマーカーの意義と検出方法および検出感度,輸血用血液スクリーニング法としての有用性などについて述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?