文献詳細
文献概要
今月の主題 輸血に伴う感染症の検査と対策 検査と対策
B型肝炎
著者: 飯野四郎1
所属機関: 1東京大学医学部第一内科学教室
ページ範囲:P.1579 - P.1583
文献購入ページに移動 輸血に伴うB型肝炎ウイルス(HBV)感染は輸血用血液に対するHBs抗原のスクリーニングが行われるようになってから,激減して現在に至っている.
しかし,HBs抗原の現在のスクリーニングで問題がまったくなくなったわけではない.現在の問題としては,輸血後B型肝炎はまれではあるものの劇症肝炎となる頻度が高いことである.
ここでは輸血後B型肝炎の頻度と劇症肝炎,B型肝炎ウイルスマーカーの意義と検出方法および検出感度,輸血用血液スクリーニング法としての有用性などについて述べたい.
しかし,HBs抗原の現在のスクリーニングで問題がまったくなくなったわけではない.現在の問題としては,輸血後B型肝炎はまれではあるものの劇症肝炎となる頻度が高いことである.
ここでは輸血後B型肝炎の頻度と劇症肝炎,B型肝炎ウイルスマーカーの意義と検出方法および検出感度,輸血用血液スクリーニング法としての有用性などについて述べたい.
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