文献詳細
今月の主題 輸血に伴う感染症の検査と対策
検査と対策
文献概要
抗HTLV-I抗体の測定には,現在多くの施設でゼラチン粒子凝集法および酵素免疫法がとりいれられている.前者は簡便で多量の検体を測定できるため血液センターの輸血者スクリーニングに適しているが,低力価での偽陽性,時にプロゾーンなどが問題である.後者は自己抗体による非特異反応があり,臨床に正しく対応するためには一法のみの判断ではきわめて危険であり,蛍光抗体法,ウェスタンブロット法での確認を行うことが望ましい.
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