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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻13号

1988年12月発行

文献概要

今月の主題 輸血に伴う感染症の検査と対策 検査と対策

輸血後敗血症

著者: 池田康夫1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部輸血センター

ページ範囲:P.1616 - P.1619

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 輸血後の敗血症は血液採取が現在のようにclosed Systemで行われていなかった時代ではそれ程まれなことではなかったが,採血システムの近代化とともにその報告は影をひそめていた.しかし,血液バッグの改良により濃厚血小板液が室温で長期間保存可能になるという技術革新に呼応して輸血後敗血症例の報告が再び散見されるようになったのは皮肉というほかない.
 本稿では輸血後敗血症について最近の動向を述べ,その対策としてどのようなことができるか考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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