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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻13号

1988年12月発行

文献概要

高速液体クロマトグラフィー・6

核酸

著者: 沢井宏明1

所属機関: 1群馬大学工学部高分子化学科

ページ範囲:P.1636 - P.1643

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 核酸および関連化合物の分離,分析,精製にはその汎用性,簡便さ,迅速性,再現性あるいは感度が高いなどの点で高速液体クロマトグラフィーが非常に有用である.核酸の構成単位である核酸塩基,ヌクレオシド,ヌクレオチドおよびその代謝物あるいはオリゴヌクレオチドの高速液体クロマトグラフィーは逆相系あるいはイオン交換型の充填剤が用いられている.一方,鎖長の長いポリヌクレオチド,DNAあるいはRNAの分離のための新しい充填剤も最近開発されている.核酸の高速液体クロマトグラフィーの利用は生化学,医化学,遺伝子工学など広い分野でますます増加していくものと思われる.本稿では核酸の高速液体クロマトグラフィーについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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