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文献概要
今月の主題 炎症マーカーとその臨床的意義 カラーグラフ
局所炎症反応の病理形態
著者: 町並陸生1
所属機関: 1群馬大学医学部病理学第2講座
ページ範囲:P.114 - P.116
文献購入ページに移動最初の傷害が加わってから数週間あるいは数か月にわたって炎症が続く場合が慢性炎症で,急性炎症が慢性炎症に移行する場合と,最初から慢性炎症として認識される場合とがある.慢性炎症に共通している点は,浸出液よりも線維化がめだち,好中球,好酸球,マクロファージ,類上皮細胞,巨細胞,リンパ球,形質細胞,線維芽細胞などの種々の細胞のみられることである.これらの細胞にはそれぞれに特有の形態と機能のあることが知られている.また,慢性炎症には結核のような特異な肉芽腫を形成するものがある.
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