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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻2号

1988年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症マーカーとその臨床的意義 技術解説

シアル酸測定法と精度管理

著者: 臼井敏明1

所属機関: 1長崎大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.130 - P.134

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 血清シアル酸は炎症,および悪性腫瘍の進行状態を量的によく表す指標として,最近広く臨床的に用いられるようになった.この物質の測定は現在では酵素的に測定されるが,その方法は日本で開発された手法であり,特に比色測定法は臨床検査技師の手によって開発され,それが広く世界に普及したわが国の誇るべき技術である.シアル酸は血清中に蛋白や脂肪との複合体として存在する.測定試薬はキット化され,簡単に測定できるように思われるが,その原理を十分に理解したうえで測定する必要がある.特に標準物質や内在性ピルビン酸の影響について注意を払うことがたいせつである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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