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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻2号

1988年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症マーカーとその臨床的意義 病態解説

アミロイド蛋白と炎症—SAA蛋白を中心に

著者: 山田俊幸1 下条文武2 屋形稔1

所属機関: 1新潟大学医学部検査診断学教室 2新潟大学医学部第2内科学教室

ページ範囲:P.167 - P.172

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 全身性アミロイドーシスのうち,慢性炎症性疾患に続発するいわゆるAAタイプでは,組織に沈着する蛋白はAA蛋白である.血中でのAA蛋白の前駆体と考えられているSAAは,主にHDL分画にアポリポ蛋白として存在する.SAAは炎症疾患の活動期にはCRPを始めとするこれまでの急性期蛋白に比べ,より鋭敏な変動を示し,新しい炎症マーカーとして注目される.本稿ではSAAの蛋白としての基礎的側面に触れた後,SAA測定の臨床的意義について概述した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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