icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻2号

1988年02月発行

文献概要

今月の主題 炎症マーカーとその臨床的意義 病態解説

CRP微量測定の臨床的意義

著者: 大谷英樹1

所属機関: 1北里大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.173 - P.177

文献購入ページに移動
 CRP微量測定法としてラテックス免疫定量法(latex photometric immunoassay),エンザイムイムノアッセイ,ラジオイムノアッセイなどが用いられるが,前2法が日常検査法として普及してきている.
 毛細管沈降法や免疫比濁法などの従来法では測定感度が劣るため,いわゆる水面下のCRP異常低値を捉えることは不可能であり,CRP低濃度域の異常高値への変動や正常値へ復する過程を明らかにするためには上述のCRP微量定量法を用いなければならない.特に新生児感染症の早期診断の指標,抗生物質投与期間の決定などに有用な情報を提供する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?