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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻3号

1988年03月発行

文献概要

今月の主題 迅速検査;現状と今後の動向 検査機器・キットの進歩

生理学的検査

著者: 小沢友紀雄1 谷川直2 赤柴恒人3 小原甲子4

所属機関: 1日本大学医学部第二内科学教室 2日本大学板橋病院循環機能検査室 3日本大学板橋病院呼吸機能検査室 4日本大学板橋病院神経筋機能検査室

ページ範囲:P.234 - P.244

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 生理機能検査は循環器系,呼吸器系,脳神経系などいずれの領域においても,検査自体が生体から直接的に記録されるものが多いので,ある意味ではすべて迅速性のある検査ということになる.ここで問題となるのは,いかに正確に,迅速に生体から信号を取り出し,記録し,分析し,結果を出すかであろう.そのような意味で,これらのプロセスをコンピュータにより自動化できるものに心電図や呼吸機能検査・脳波などの検査がある.一方では,従来は観血的に行われていたガス分析も,経皮的酸素分圧・炭酸ガス分圧測定装置などが開発されるようになった.今後ますます非観血的に種々な生理学的信号を取り出し,分析し,診断まで下す方向で,センサーやコンピュータの利用が発展していくものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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