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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻3号

1988年03月発行

文献概要

生物電気化学分析法・3

臨床化学分析とボルタンメトリー

著者: 碇山義人1

所属機関: 1国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所生体工学研究室

ページ範囲:P.308 - P.314

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 従来,医学領域では,電気化学的手法は電気生理学など基礎医学でもっぱら用いられてきた.しかし,近年の電気化学測定法の開発,新しい電極材料の登場,そしてバイオセンサーに代表される各種計測デバイスの実用化によって,臨床分析分野にも電気化学に基づく測定機器が導入されてきている.電気化学測定法は,電位検出法(ポテンショメトリー)と電流検出法(アンペロメトリー)に大別できる.本稿では,アンペロメトリーの基礎となるボルタンメトリーを解説するとともに,ボルタンメトリーに基づく分析法および測定システムの例を紹介しつつ,高感度,高速応答,小型化の容易なボルタンメトリー測定法の将来についても言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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