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1ステップEIA法に基づく血中NSE測定系の基礎的検討とその臨床的評価
著者: 土田貴子1 桑原正喜1 有吉寛2 須知泰山1 木村茂樹3 加藤兼房4
所属機関: 1愛知県がんセンター臨床検査部 2愛知県がんセンター内科 3天野製薬(株)開発部 4愛知県心身障害者コロニー生化学部
ページ範囲:P.329 - P.333
文献購入ページに移動血清中の神経組織特異エノラーゼ(NSE)1)は,神経内分泌腫瘍や,その類似性格を有し化学療法や放射線療法に治療感受性の高い腫瘍のマーカーであることを報告してきた.また,それらの疾患の病勢を反映し,臨床経過観察に有用性の高いモニタリングマーカーであることも評価した2〜4).
現在血中NSE測定は,二抗体法に基づくRIA5)および2ステップ固相法EIA6〜8)で行われているが,有用な腫瘍マーカーとしての認識が高まるに伴いその検体数は増加し,検査室から簡便な測定法の開発が望まれていた.
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