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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻4号

1988年04月発行

文献概要

今月の主題 DNA診断に必要な測定技術 技術解説

HBVのDNA診断

著者: 丸山昭治1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.401 - P.408

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 DNA,RNAプローブを用いたHBウイルスの検索法は,およそ三つに大別できる.in situハイブリダイゼーションは病理組織材料を用いてウイルス感染の有無,感染様式,活動性などをみるもの.SouthernプロッティングまたはNorthernプロッティングは泳動によってメンプレン上に展開したDNA,RNAからHBV相当ジーンを検索し,ウイルスの組み込み様式,増殖形態などをみるもの.ドットプロットハイブリダイゼーションはウイルスDNAの高感度定量測定法であり患者血清の感染性や組織抽出液のウイルス存在量などをみるものである.これらは表題の意を十分に尽くそうとすればそのすべてに触れなければならないが,紙面の都合上,本誌読者に関係のある患者血清を対象としたルーティン検査法に限定して概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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