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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻4号

1988年04月発行

文献概要

生物電気化学分析法・4

イオンセンサと臨床分析

著者: 宮城宏行1

所属機関: 1(株)日立製作所中央研究所第9部日研分室

ページ範囲:P.426 - P.433

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 イオン選択性電極は,簡便に溶液中の特定イオン濃度を測定できるため,今日では血清電解質分析計などとして,広く臨床分析に応用されている.しかし,イオン選択性電極の最大の特長である「選択性」の意義を的確に理解しなければ,不適切な分析に応用するなどの問題が生じかねない.
 ここでは,イオン選択性電極についてより一層理解を深めていただくことを目的として,その原理から,選択性の意義と測定方法の実際,さらには臨床用イオン選択性電極とこれを用いた電解質分析計などについて解説した.また,筆者らの研究を基に,最近の電解質分析計の性能とその評価方法を紹介した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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