icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻5号

1988年05月発行

今月の主題 心電図の最前線

技術解説

ホルター心電図の問題点

著者: 明石勝也1 中村俊香1 宗武彦1 三宅良彦1 佐藤忠一1 須階二朗1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第二内科学教室

ページ範囲:P.499 - P.505

文献概要

 ホルター心電図法はその開発以来,約25年を経て広く日常臨床に普及してきたが,技術的,臨床的に未だにいくつかの問題をもっている.技術的問題点としては,信号の入力,記録における電極やテープ,再生・解析における波形の歪み,つまりは磁気記録の制約などがあげられる.また臨床的問題点としては,特に虚血を対象としたST偏位の評価や,これに適した誘導法,診断基準の決定などが考えられる.
 こうした諸問題に対して,筆者らの教室において検討されてきた体位センサーの開発とその応用,新しい誘導法の考案などが解決の一助となるものと思われ,ここに紹介する.また,磁気記録の制約を離れた新しい世代へ向けての,従来と異なった新しいホルターシステムについても紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら