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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻5号

1988年05月発行

文献概要

私のくふう

大型標本のBodian染色用,容量可変型染色バット

著者: 大谷静治1 山縣恵1 金沢仁幸2

所属機関: 1札幌医科大学中央組織学研究室 2札幌医科大学共同研究施設部中央研究機械室

ページ範囲:P.547 - P.547

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 脳の大型切片のBodian染色は既存のガラス製染色バットでは染色枚数が1回の染色で2枚程度と少なく,さらに,染色液のプロテイン銀液が既存の染色バットでは少なくとも100 ml以上必要なため,高価なプロテイン銀を使い捨てにするBodian染色では標本1枚あたりの銀溶液を必要最少限度にとどめることが要求される.そこでわれわれは大型標本を染色枚数に応じ,必要最少限度の量のプロテイン銀溶液で済むようアクリル製の容量可変型の染色バットを当医大共同研究施設部中央研究機械室の協力を得て作製した.その結果,染色作業の効率化とプロテイン銀溶液の節約に寄与することができたので紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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