文献詳細
文献概要
今月の主題 病原体抗原の免疫学的検査法 技術解説
STD領域で利用されている病原体抗原の免疫学的検査
著者: 津上久弥1 松永欣也1
所属機関: 1大阪府立万代診療所
ページ範囲:P.754 - P.761
文献購入ページに移動 感染症であるSTD疾患の診断は,まず病原菌の検出により,また抗体の測定によってなされている.抗原の検出には,従来染色鏡検や培養同定などの細菌学的な検査が主流であったが,最近,免疫学的な手技を用いた蛍光抗体法や酵素抗体法などの新しい検査法がつぎつぎと開発され,実用化されてきた.
疾患の種類および病期によっては,どの検査法が適当であるかという問題もあるが,STDの細菌学的検査については,本誌(28(2),124〜129,1984)に記載したので,今回は,梅毒,淋病,クラミジア感染症,陰部ヘルペスの免疫学的抗原検出法について述べる.
疾患の種類および病期によっては,どの検査法が適当であるかという問題もあるが,STDの細菌学的検査については,本誌(28(2),124〜129,1984)に記載したので,今回は,梅毒,淋病,クラミジア感染症,陰部ヘルペスの免疫学的抗原検出法について述べる.
掲載誌情報