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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻7号

1988年07月発行

文献概要

研究

モノクローナル抗体を用いた組織リンパ球表面抗原検出におけるperiodate-lysine-paraformaldehyde固定時間の影響

著者: 設楽保江1 林幸子1 野上重子1 小池盛雄1

所属機関: 1東京都立駒込病院病理科

ページ範囲:P.795 - P.799

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 組織切片上のリンパ球表面抗原に対し,PLP固定時間が及ぼす影響について,種々のモノクローナル抗体を用いて経時的に検討した.固定時間の延長によりいずれの膜抗原の染色性も低下したが,逆に形態保存は良好となった.また,染色性の低下の程度はモノクローナル抗体の種類により異なっており,固定による抗原決定基の影響の受けかたに差がみられた.組織形態保持およびリンパ球膜抗原性の保存の両者を満たす適切な固定時間は,6〜10時間であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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