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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻7号

1988年07月発行

文献概要

資料

蛍光色素による各種原虫感染症の迅速診断の試み

著者: 川本文彦1

所属機関: 1名古屋大学医学部医動物学教室

ページ範囲:P.803 - P.806

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 三種の蛍光色素を用いた原虫感染症の新しい簡易迅速診断法について記載した.Calcofluorwhite M 2 Rによる染色では,各種のアメーバやメニール鞭毛虫のシスト壁がリング状に染色され,容易に同定された.また,4',6—diamidino−2—phenylindole (DAPI)およびpropidiumiodide (PI)を用いた二重染色では,各種の原虫類がきわめて短時間で観察と同定が可能となった.特に,アメーバ,クリプトスポリジウム,マラリアなどの迅速診断への応用の可能性について報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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