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今月の主題 尿中低分子蛋白の測定と意義 総説
尿中低分子蛋白
著者: 河合忠1
所属機関: 1自治医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.830 - P.834
文献購入ページに移動 分子量約6万以下の低分子蛋白は腎糸球体を比較的容易に通過し,近位尿細管においてほぼ95%は再吸収・異化される.したがって,尿細管障害があると,それらの再吸収が障害されて尿中への排泄量が増加する.日常広く用いられているのはβ2—ミクログロブリンとα1—ミクログロブリンの測定であるが,両者の間に尿細管障害時の排泄パターンが異なり,α1—ミクログロブリンのほうがより良い指標となる.
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