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今月の主題 尿中低分子蛋白の測定と意義 技術解説
尿蛋白の電気泳動法
著者: 渡辺信子1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.835 - P.839
文献購入ページに移動 尿蛋白のセルロースアセテート膜電気泳動後の染色には,従来ポンソー3Rが使用されていた.しかしこの方法では蛋白濃度が500mg/dl以上でないと分画をはっきり確認できない.
ここに紹介するピロガロールレッド法はセルロースアセテート膜電気泳動法に適した高感度染色法である.蛋白濃度がおよそ50mg/dlあれば,染色後,デンシトメトリーが可能である.アルブミンとγグロブリンの反応比は近似し,Bence Jones蛋白,リゾチームなども染色される.染色時間は5分,脱色操作も精製水で行う簡易な方法であり,再現性も良好である.
ここに紹介するピロガロールレッド法はセルロースアセテート膜電気泳動法に適した高感度染色法である.蛋白濃度がおよそ50mg/dlあれば,染色後,デンシトメトリーが可能である.アルブミンとγグロブリンの反応比は近似し,Bence Jones蛋白,リゾチームなども染色される.染色時間は5分,脱色操作も精製水で行う簡易な方法であり,再現性も良好である.
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