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文献詳細

雑誌文献

臨床検査32巻8号

1988年08月発行

文献概要

研究

指尖容積脈派による膠原病患者手指血流と指尖潰瘍との関連についての研究

著者: 君島弘子1 角田裕1 西間木友衛1 粕川禮司1

所属機関: 1福島県立医科大学第二内科

ページ範囲:P.922 - P.924

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 膠原病患者にみられる末梢血流障害の程度を,指尖容積脈波(PTG)を用いて定量化し,加温(40℃),および冷却(10℃)が波高に与える影響について健常人と比較検討した.その結果,すべての条件下で両者間に差が認められた.膠原病患者においては,MCTD, PSSに比し,SLEが波高高値を示した.また,指尖潰瘍陽性指では,すべての条件下で,陰性指より低波高であり,血管系の器質的な変化が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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