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文献詳細

雑誌文献

臨床検査33巻10号

1989年10月発行

文献概要

今月の主題 耐性菌をめぐって 新しい概念

Sub-MICsの概念と意義

著者: 紺野昌俊1

所属機関: 1帝京大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.1127 - P.1134

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 β—ラクタム薬はMIC以下の濃度でも菌体内に取り込まれ,菌に形態変化をもたらす.それは球菌においても桿菌においても同様である.しかし,これらの形態変化は,菌の種類によってもβ—ラクタム薬の種類によっても異なる.それは,それぞれのβ—ラクタム薬が持っている各種細菌の細胞壁合成に関与するペニシリン結合蛋白(PBP)に対する親和性によって左右される.その形態変化の臨床に及ぼす意義について解析した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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